お盆玉はいつから始まったの?相場はいくらか知っている?

「お盆玉」って聞いたことありますか?ここ何年かで耳にするようになった言葉ですよね。お盆の時期にもらえるお小遣いのことを「お盆玉」と呼ぶそうなのですが、そもそもいつ始まったのか?相場はいくらくらいなのか・・・あまり明確にされていませんよね。もらう側、あげる側どちらの立場にもある管理人なので、気になって調べてみました。
お盆玉

お盆玉はいつから始まったのか?

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さかのぼれば、お盆玉の走りは江戸時代。この頃は、奉公で親元を離れ仕事・生活をしている人がいました。その奉公人がお盆の時期に実家へ帰る際に、その家の主人から着物や下駄などが贈られたのが始まりだそうです。江戸時代の山形県で「お盆小遣い」という名称で呼ばれていたのが始まりではと言われています。
これが、時代を経ていく中で昭和初期あたりから、東北など雪深い地方で、お盆の時くらいしか返ってこれない子供に、旅費などの名目でお小遣いを渡すようになったのだとか。現在では、お盆の帰省の際に、祖父母から孫にあげるお小遣い、または、親戚の子供にあげるお小遣いという形に定着しているようです。
「お盆玉」と呼ばれるようになったのは近年ですが、明確にいつから!!というのは正直わかりません。しかし、Googleでの検索ボリュームでは2010年の8月から「お盆玉」が検索されています。おそらく2008年ころからお盆玉という名称が使われ始めたのですね。2010年には株式会社マルアイが「お盆玉袋」を発売し、商標登録もしています。2013年、郵便局やLOFTなどで専用の袋が販売されるようになりました。
正月にもらうお年玉のお盆バージョンのお小遣いが、お盆玉袋と共に定着しつつあるということですね。

相場はいくらくらい?

気になるのは相場ですよね。
お年玉の平均は20000円ほどだそうですが、お盆玉の場合は5000円前後というアンケート結果がフジテレビの情報番組で紹介されていました。基本的にはお年玉よりも少額であるようですね。しかし、お年玉もお盆玉も、金額の設定は年齢によってばらつきもありますし、誰が誰にあげるのかによって相場も変わりますよね。
また、その人物に会う頻度にもよります。ネットでもバラつきがかなりあるので、一概には言えませんが、管理人は子供の頃から1年に1回しか合えない祖父母と親戚の叔父叔母から、お盆の帰省の際に10000円ずついただいていました(母が管理していましたが)。
住んでいる場所が遠く離れており、なかなか会えないのでその分多く包んでくれていたのだと思います。近くに住んでいれば、おもちゃを買ったり洋服を買ったり、一緒に食事に出かけることもできますが、お盆の時くらいしか会えない場合は、お年玉並みの金額をいただくこともあるのかもしれませんね。

まとめると・・・

江戸時代に奉公先の主人から奉公人に、実家への帰省の際に渡していたのが始まりで、その後、1年に何度も帰ってこられない子供へ旅費として渡すようになり、現在はお盆の時に帰省した孫や親戚の子供に対して、祖父母や親戚の年長者からお小遣いとして渡すようになったということですね。
相場もお年玉よりは少ない金額、年齢にもよりますが5000円前後が一般的です。
そもそも、お盆玉はもらってないしあげてもいないという人もいると思います。
親戚同士で話し合って、お盆玉はナシとしているご家族もありますし、近所に住んでいるのでそもそもそういった慣習はないという人も多いですね。
また、「花火代」という名目で子供達にお小遣いを渡す風習のある地域もあるそうです。
お盆玉の有無や金額には、「地域の風習・会う頻度・年齢」によるということですね!
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