馬油はアトピーに効果あり!?その理由は?
いろいろ試してみたけど、体に良くないものは極力使いたくない・・・馬油にはアトピーにも効果があるのかどうか?でも使ったことないから不安だと思っている方に、ぜひ読んでいただきたいです。
私も小さなころはアトピー性皮膚炎で辛い思いをしていました。
現在、双子の育児をしている私ですが、子供たちもアトピー性皮膚炎とまではいきませんが、肌が少し弱いのです。
しかし、馬油を日常的に使用することで悪化させずに済んでいます。
なぜ、我が家では馬油を使っているのか?それは、調べてみると、アトピーにも効果が期待できると分かったからです。アトピーの原因となる要素を理解して、予防として愛用しています。
そこで、今回はアトピーについて悩んでいる方に、アトピーに馬油は効果があるのか?についてご紹介していきたいと思います。
馬油がアトピーに効く理由とは?
巷では、馬油がアトピーに良いらしい、効果があると聞いたことはあっても、実際にはなぜ効果があるのかを知らずに、やみくもには使用できませんよね。
そこで、アトピーに聞くといわれる理由についてご紹介したいと思います。その前に、アトピーになる原因について知っておきたいですよね。原因を突き止めないと、対処方法もあっているのかわからないですからね。
アトピーの原因を知ると見えてくる対処法
アトピーーには大きな2つの原因があります。それは、
- 黄色ブドウ球菌の大量発生
- 腸内の免疫バランスの崩れ
この2つです。
黄色ブドウ球菌自体は、誰もが皮膚の表面に持っています。しかし、この黄色ブドウ球菌が大量発生してしまうことで、アレルゲンになっていることが2015年4月21日、慶應医学部とアメリカ国立衛生研究所によって解明されたのだそうです。
通常の皮膚は、黄色ブドウ球菌などの有害な菌が増えるのを抑えてられているんです。善玉菌の働きで皮膚は弱酸性から中性に保たれているからなんですね。
そして、皮膚を守る機能を保つためのターンオーバーを繰り返しています。28日間隔の規則正しいものなんだそうです。
このターンオーバーのおかげで、皮膚への刺激がなくて済んでいるのですが、アトピー性皮膚炎の場合、本来、弱酸性から中酸性にあるべき皮膚は壊れて乾燥してしまっているのです。
そして、黄色ブドウ球菌など有害菌が増えやすいし弱アルカリ性化してしまうのです!すると・・・
黄色ブドウ球菌の刺激によりバリア機能は崩壊!
ターンオーバーの乱れ!
黒い過酸化脂質の沈着によるかゆみの増幅!
・・・つまり、悪化させてしまうことになるんですね。
そして、アトピー性皮膚炎の2大原因のもう一つ、腸内の免疫バランスの崩れです。免疫のバランスが崩れて起こる異常反応、いわゆるアレルギー反応なんですね。
アトピーの子供が食物アレルギーを持っていることが多いのはこれが理由なのだそうです。
では、腸内の免疫バランスが崩れると、皮膚にニキビや吹き出物ができたり、ターンオーバーも乱れてしまいます。
かといって、免疫を高めるための、R1ヨーグルトなどの乳酸菌を摂取すればいよいわけではないそうです。
アトピーの場合、免疫が高いことが多く、さらに免疫を高めると過剰反応を起こしてかえって悪化することもあるのだそうです。アトピーの場合は、免疫を高めるのではなく、バランスを整える必要があるんですね。
このことから、アトピーと戦うには
- 黄色ブドウ球菌対策をすること
- 皮膚のターンオーバーの促進すること
- かゆみを除去すること
- 腸内の免疫バランスを整えること
が大切です。
そして、この1番~3番において馬油に効果が期待できます。
4番の腸内の免疫バランスを保つには、免疫バランスをとる乳酸菌の摂取を選び、腸内環境の改善をするのがおすすめです。
では、早速、馬油の成分とアトピーに期待できる効果についてみていきましょう。
馬油の成分とアトピーに期待できる効果
まず、馬油の成分が良いといわれる1番の理由は、その成分が人の脂質の成分の構成ととてもよくに似ているからなんです。そのため、皮膚への浸透力もとても高く、副作用もないそうです。
細かく言えば、その効果や効能は40近くあるのですが、今回はアトピーに関係する部分をご紹介していきますね。
たくさんある効果の中でも、馬油の成分には抗酸化作用や、殺菌作用、そして、血行をよくし新陳代謝を促す効果があります。それが、上で上げたアトピーと戦うためにすることの1~3番に対応しているのです。
実際にはどのように対応しているのかご紹介しますね。
まず、人の脂質と似た成分の馬油は、素早く皮膚の奥深く、皮下組織の1mmくらいに浸透します。そして、皮膚の組織内になる空気を追い出してくれるんです。
空気を追い出したところに、馬油の膜が張られますので外部と遮断がされるのですが、その作用には
- 内部の空気による酸化の抑制
- 外部からの酸化の抑制
- 細胞内の隙間にいる黄色ブドウ球菌の補足し殺菌する抗菌作用
の効果があるそうです。黄色ブドウ球菌の殺菌効果と、過酸化脂質の沈着を防ぐ役割をしてくれるんですね。これらはアトピーの抗炎症作用となって表れるのだそうです。
そして、馬油に含まれる成分のリノレン酸による代謝アップの効果、これが皮膚のターンオーバーの促進をしてくれます。血行が促進されると、炎症の痛みの原因が局所に留まるのを防いでくれます。
ですから、
- 抗炎症作用
- 鎮痛作用
- 抗菌調作用
も期待できるんだそうです。
ただ、気を付けなければいけないのは、ターンオーバーの促進をしたいからと言って、大量に塗布すればいいというわけではありません。あくまで、正常なターンオーバーに戻すとことをポイントにしなければならないんです。
馬油の代謝アップの効果を考えれば当然だと思いますが、過剰な油分の摂取は、異常なターンオーバーにもなりかねません。
異常なターンオーバーはかえって皮膚のバリア機能を低下させてしまいます。
皮膚がボロボロになったりポロポロ剥がれ落ちるようなときは様子を見て、悪化したり症状が改善されないような使い方は避けてくださいね。
馬油だけで完治に至るかどうかは、その程度にもよりますが、こういった効果があるため馬油はアトピーに効果があるといわれています。実際にアトピーが軽減した方、治った方もいらっしゃいます。
現にわが子たちがアトピー一歩手前で踏みとどまっているのは馬油のおかげだと思いますので、試してみる価値はありますよ。
最後に
基本的には、洗顔後やお風呂上りに保湿を兼ねて使用するのがおすすめです。赤ちゃんの場合、おむつ替えの時や着替えの時に乾燥がひどいようならば塗ってあげましょう。
我が家ではお風呂上りに毎日使用しています。
乾燥が酷いときはおむつ替えの時にも様子を見て使用していますが、馬油だけで何とかするのではなく、食生活や住環境も併せて見直すのがベストですよ。
また、馬油は”この場所には使えない”というところがないくらいに(目に入れたりするのは別として)、手足や髪にも使えます。もちろん、口に入れても害はないですし、顔にも塗ることができます。
赤ちゃんにも大きな副作用というものはないそうですが、まれに肌に合わない場合もあります。どんな薬やクリームでも同様ですよね。ですので、初めて使う場合にはパッチテストをしてみてからがお勧めです。
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