ランタンのお祭りはタイが本場?気分はラプンツェル!
「塔の上のラプンツェル」で印象に残る場面といえば、無数のランタンが幻想的に揺れるあのシーン!
そのモデルが、タイのロイクラトンという祭りであることはご存知ですか?
そのロイクラトン。
ラプンツェルを超えるほど美しく幻想的で、いまや観光客を中心に大人気なのです!
そう聞くと、ぜひ一度でいいからこの目で見たくなりますよね!
そもそもロイクラトンとはいったいどんな祭りなのでしょうか。
どこで、いつやるものなのか、日本人でも普通に参加できるのか。
気になりますよね~!
安心してください!!
ここでは、
- ロイクラトンとはどういう祭りなのか
- タイの各所で開催されるロイクラトンの詳細
- 簡単な参加方法
についてお答えします!
異国の地タイのロマンティックなお祭りに参加するため、さっそく予習の開始です!
タイのランタン祭り「ロイクラトン」とは?
ロイクラトン(またはローイクラトン)とは、伝統的な仏教の祭事です。
タイ王国全土で陰暦の12月(現在の11月頃)の満月に行われるお祭りのロイクラトン。
- ロイは「浮かべる、流す」
- クラトンは「灯篭」
の意味です。直訳でいうと日本の灯篭流しですね。
起源は13世紀のスコータイ王朝時代。
当時の王妃が川から日々受ける恩恵に対して感謝を捧げるため、クラトンを川に流したのが始まり。
水の精霊に農業の収穫を感謝したり、罪や汚れを水に流して魂を鎮めるお祭りとして定着しました。
人々はバナナの葉や紙で作ったクラトンを花やロウソクで美しく飾り、川へ流します。すると、満月が映る水面はまるで天の川のようになり、幻想的で美しい光景が広がるのです。
特に有名なのはチェンマイのイーペン祭りと呼ばれるロイクラトン。
もともとイーペンとロイクラトンは別々の伝統行事ですが、徐々に一体化したようです。
ピン川にクラトンを流すだけではなく、コムローイと呼ばれる熱気球(ランタン)を打ち上げます。
天のブッダへ感謝の意を吹き込んだコムローイが夜空へ放たれると、何万もの光が夜空を埋め尽くし、満月の夜の闇の中にクラトンとコムローイが織りなす光の世界が広がるのです。
これがラプンツェルのモデルになったお祭りですね!
地上の天の川に夜空の幾万ものランタン。
想像するだけでも幻想的で、魅力的な光景です。
具体的な開催時期や開催場所はどこなのでしょうか?
開催時期や開催場所は?
陰暦12月の満月。今年は11月14日!
現地人向けのロイクラトンは開催日の発表が比較的遅め…。
数日にわたって開催されたり、日程がかぶらないように開催されるロイクラトンも多いです。
けれど、満月の日さえわかれば大体のあたりはつけられます。
というわけで、2016年のロイクラトンは11月14日の月曜日だと考えられます。
この日付近ならばタイの各所でロイクラトンが見られるはず!
有名どころは前述のチェンマイに加えて、バンコク、スコータイ、ターク、アユタヤなど。
今年の時期・場所の詳細は未定のものがほとんどですが、過去データを参考に少しだけ紹介しますね。
チェンマイ | チェンマイのイーペン祭りは北部にあるメージョー大学の敷地内で行われます。 ラプンツェルの世界に迷い込んだような、空に舞うコムローイを見ることができますよ。 |
バンコク | 市街の各所でクラトンを流す光景を見ることができます。 例年、ナクラピローム公園ではクラトンの他にも様々なカルチャーパフォーマンス、イルミネーション、花火などを楽しめます。 |
スコータイ | 美しい遺跡が数多く残ったスコータイ歴史公園内のワット・マハタート寺院が舞台。 早朝の厳かな托鉢の儀式や、歴史的展示やパフォーマンスも行われます。 また、日が落ちてからはスコータイ王朝の歴史にまつわる壮大な音と光のミュージカルショーも楽しめますよ。 |
ターク | タークのロイクラトンはココナッツの殻で作ったクラトンが有名。 開催場所はラッタナコシーン200年メモリアル橋。 ピン川でのクラトン流しの他、パレードやピン川沿いでディナーを楽しむこともできます。 |
アユタヤ | おススメはバンサイ民芸文化村で行われるロイクラトン。伝統家屋、工芸、民芸品などが展示されており、タイの文化に触れながらロイクラトンを楽しめます。 またトロピカルガーデンや湖など美しい景観を鑑賞することもできますよ。 |
いかがでしょうか。
このロイクラトンに参加したい!というものが見つかりましたか?
では、次はどのようにして参加すればいいのかをお教えします。
ロイクラトンの参加方法は?
確実なのは旅行会社のツアーで参加!
ラプンツェル効果により、今やロイクラトンは観光客に大人気!
日本の旅行会社もこぞってツアーを組んでいます。
特にコムローイが美しいチェンマイのイーペン祭りは、現地人向けとイーペンランナーインターナショナルという観光客向けの2種類があるのです!
どちらもメージョー大学で行われますが、後者は日程がかなり早い段階で決まっています。
個人手配で行くのはほぼ不可能と言ってよいので、行くと決めたら早めに旅行会社へ。
参加チケットのみの販売は行っていませんので、パッケージツアーで簡単お得にタイへ向かいましょう!
料金などは事前にHPや問い合わせ窓口などで確認してみてくださいね。
バンコク市内であれば、各ホテルでロイクラトンにちなんだ催しやクラトン流しを体験できるところもありますよ。
終わりに
いかがだったでしょうか。
タイの伝統的なロイクラトン。一度でいいからぜひ見てみたい!!
伝統的な祭事でありながらロマンティックでもあるこの祭りは、恋人たちにとっても大切な行事だそうです。
是非、大切な人と一緒に参加してみてくださいね。
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