ブルーベリーでOK?ポリフェノールのダイエット効果に注目!!
ハーバード大学の研究結果で、ベリー類の栄養がダイエットに効果があると実証されたって知ってますか?
今、ベリー類に多く含まれる”ポリフェノール”がダイエット界で注目されています。
ポリフェノール自体は体にいいとよく聞きますが、ダイエットにまで効果があるなんて驚き!栄養価が高いだけでなく、ダイエット効果もあると聞けば、誰しも試してみたくなりますよね。
しかも、ベリー類といっても幅はかなり広いですし!
そこで、今回はベリー類がなぜダイエットに効果的と言われているのかについて検証してみようと思います。どんな成分が、なぜダイエットに効果的なのか?ベリー類なら何でもいいのか?について考えてみましょう。
ベリーが注目されるわけ!そのダイエット効果とは?
最近、ベリー類にダイエット効果がある!と注目されているのには理由があります。それは、アメリカのハーバード大学の研究結果にあるんです。
ハーバード大学の公衆衛生学の研究チームがおこなった研究成果によると「毎日食べるべきは野菜よりもむしろ果物」という結果に至ったのだそうです。
この研究成果は医療の専門家らがアメリカの成人述べ130万人を対象に、20年にわたって実施した健康に関するビックデータを分析したものなんです。実験に参加した人々の毎日の食生活を記録したものを4年ごとに集計し、各自の体重を2年に1度報告させたのだとか。
この研究を指揮したMonica Bertoia博士は
「わずかなカロリーで満腹感も得られる果物や野菜を日々の食事に取り入れることが、体重を減らしていく最大のメリット」
なんだそうです。
中でも注目すべきはブルーベリーをはじめとするベリー類。これに次いで、リンゴや梨、大豆製品、緑黄色野菜なのだとか。
ベリー類をはじめとして、果物は糖分が多くダイエットには向いていないイメージでしたが、これは朗報ですよね!
では、なぜ他の果物や野菜を押さえて、ベリー類が良いのでしょうか?
ベリー類に多く含まれる栄養成分、それはポリフェノール。このポリフェノールが、ダイエット効果があると注目されているのです。
中でも、レスベラトロールという種類のポリフェノールが脂肪の燃焼に一役買っているのだそうです。
レスベラトロールは1939年に発見され、1992年に赤ワインに含まれることがわかり効果が認められたのだそうです。比較的新しい成分ですが、老化防止や美容効果など様々な効果を持っているんだそうです。
体内にある脂肪細胞を変化させる?
私たちは体内に”白色脂肪細胞”と”褐色脂肪細胞”というものを持っています。私たちが普段”脂肪”と認識しているのは白色脂肪細胞の方で、褐色脂肪細胞はエネルギーを熱に変えて消費してくれる細胞のことです。
2012年にハーバード大学医学部の研究チームによって、この2つに加えて”ベージュ細胞”というものが発見されました。この細胞は第3の脂肪細胞と呼ばれており、働きとしては体温を維持するために熱を生産するのだとか。
また、日本でもメルシャン株式会社とキリン株式会社基盤技術研究所との共同研究で、レスベラトロールの成分が、肥満の抑制や体温の維持の役割を担う熱産生細胞である、褐色脂肪細胞内の温度を上げる作用を持つことを明らかにしたそうです。
脂肪が減って、脂肪の燃焼をする細胞を増やすことができるレスベラトロールを多く含んでいるベリー類が、注目されるのは当然ですね。
他にも、先ほども少し触れましたが、レスベラトロールの効果には
- 美肌効果
- 細胞を若々しく保つ効果
- 老化を防ぐ効果
- メタボリックシンドロームを予防する効果
があるのだそうです。ここでも注目したいのは「メタボリックシンドロームを予防する効果」ですよね。レスベラトロールには脂肪の蓄積を抑える働きも確認されているそうです。これらの効果がメタボの予防やダイエット効果につながっているのですね。
食べるだけではダメ?脂肪を燃やすためには?
さて、レスベラトロールを摂取するだけではもったいないんです。白色脂肪細胞をベージュ細胞に変化させるだけではなく、ちゃんと燃やさないと。ベージュ細胞は前述したように体温を維持するために熱を生み出しますし。レスベラトロールもまた然り。
ということで、体温を上げる働きをさせれば良いのです。
考えられるのは2つですね。
- 極寒の地へ行き、低温の環境下におかれて体温を上げるために脂肪を燃やす
- 運動する
あえて寒いところへ行って・・・と言うのは無理がありますね。ということで、運動がオススメです。個人的には、プールで運動するのが1番オススメです。
屋内の温水プールでも水温は人の体温よりも低い25〜28℃くらいです。ジムのプールでアルバイトをしていた時に教わったのですが、体温よりも低い水温の中にいるだけで、体を温めようと脂肪を燃焼させる効果があるんです。
水中なら体に負担をかけずに効率よく脂肪を燃焼させられます。ウォーキングだけでもOKですよ。
脂肪を燃焼させる方法はわかったとして・・・レスベラトロールを摂取するためのベリー類と言われても多種多様。手軽に手に入るものなのか、そうでないのかも気になりますよね。
ということで、どのベリーを選べばいいのかを見ていきましょう。
どのベリーを選んで食べればいいの?
レスベラトロールというポリフェノールは、ベリー類のほとんどに含まれています。
特にオススメとされているのは
- マキベリー
- サンタベリー(リンゴベリー)
- ブルーベリー
- ラズベリー
- ストロベリー(いちご)
ですね。
この中ではマキベリーが圧倒的にポリフェノールの含有量が多いです。手に入れやすさではブルーベリーでしょうか。
ベリーを食べる量というのは1日あたり2〜3人前。gでいうと340gほどが目安だそうです。結構な量なのは?・・・そんなにストックしておけないよ。
と思いませんでしたか?果物はやっぱり新鮮なものがいいに決まっている!冷凍なんてもってのほか!!
と思ったら大間違い。
実は、冷凍の果物の方がいいんです。ベリー類もまた然り。
イギリスのチェスター大学の研究によると、冷凍フルーツの栄養価と生のフルーツの比較したところ、あらゆるフルーツにおいて冷凍の方が、ビタミンCや抗酸化物質の含有量が高いことが分かったそうなのです。
スーパーでも手に入る冷凍のブルーベリーも生のブルーベリーと比べるとビタミンCをはじめ、肝心のポリフェノール、さらにアントシアニンの含有量が高かったそうです。
コストコあたりで生のブルーベリーを大量に購入して冷凍ストックするもよし。最初から冷凍ブルーベリーを購入するもよし。ブルーベリーに限らず、ミックスベリーなんかもありますし、食べ方もヨーグルトに混ぜたりして手軽に撮れるので、ぜひ試してみたいですよね。
上記以外でも
- 赤ワイン(ブドウ)
- ピーナッツの皮
- アーモンド
- ココア
にも含まれているそうなので、ベリーと組み合わせてもいいかもしれませんね。
終わりに
ベリー類も特殊なものでなくブルーベリーだと比較的どの時期でも手にいれやすく、摂取の仕方も簡単なので手軽に試すことができそうですよね。レスベラトロールの効果にはダイエットだけでなく、美容健康の維持も期待されていますから、一石二鳥以上の嬉しい存在ですね。
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