あなたのすぐ側にも!秋の花粉症はブタクサのせい?!
秋になると鼻がムズムズ・・・鼻炎かな?花粉かな?でも時期的にどうなの?と感じているあなた・・・犯人はブタクサかもしれませんよ?
ブタクサってちょっと笑っちゃうような名前ですよね。
耳にしたことはある気がする・・・でも実際はどんな植物なのか知らない・・・という方も多いと思います。
実は結構身近なところに生息していて、知らぬ間に花粉症を引き起こしていることも・・・そこで、ブタクサについていろいろと調べてみようと思います!
- 秋の花粉症の原因はブタクサ?
- ブタクサってどんな植物?
- ブタクサの花粉が飛ぶ時期は?
本当にブタクサは秋の花粉症の原因になっているのでしょうか?
ブタクサについて知ることで、予防したり対策したりすることもできるので、参考にしてみてくださいね!
秋の花粉症の原因はブタクサ?
秋の花粉症の原因としてはブタクサを含むキク科の植物が多いってご存知でしたか?
日本ではスギやヒノキなどが春の花粉症の原因として有名ですよね。それに次いでブタクサの患者さんの数が多いそうです。
他にヨモギもキク科の植物で秋の花粉症の原因として知られています。
スギやヒノキは背の高い植物なので飛散距離も数百キロ!!毎年ニュースでも取り上げられますよね。
それに比べてブタクサやヨモギなど秋の花粉症の原因となる植物は高くても2mくらいなので、飛散距離も数十メートルでそれほど広くないんです。
その代わり・・・道端や河川敷など住宅環境の身近な場所で生えているので厄介ですね。
具体的にブタクサが原因の花粉症にはこのような症状があります。
- くしゃみ
- 鼻水
- 鼻づまり
- 目のかゆみ
- 喉が痛い
- だるい
目のかゆみ以外はほぼ風邪の症状と一緒ですね・・・季節的にもこれでは気がつきにくいかもしれません。
秋の花粉症の原因としてはブタクサによる患者さんの数が多いので、なかなか症状が良くならない場合や目に異変がある場合は花粉症を疑ってください。
そんな秋に悪さをするブタクサはどんな植物かを具体的にご紹介したいと思います。
きっと目にしたことがあるはずなのですが・・・
ブタクサってどんな植物?
ブタクサはキク科に所属する風媒花です。
風媒花とは雌しべから雄しべへの受粉を風に運ばせる植物だそうです。
高さは1メートルくらいで、8月から10月くらいにかけて黄色い小さな花がいくつも長く連なった花が咲きます。
日本全国の道ばたや野はら、河川敷などに生えています。
案外、ご自宅の周辺にも生息しているかもしれませんよ?
日本では先ほども話したようにスギ、ヒノキに次ぎ患者さんの数が多いのですが、アメリカではこのブタクサの患者さんの数が全人口の5%〜15%もいるそうです。
またヨーロッパでの研究では、2050年までにブタクサの空気中の濃度が現在の4倍にもなるとの報告もあるそうです。
考えただけでもなんだかムズムズしてきますね・・・。
原産は北アメリカで日本には明治時代に入ってきたとのこと、今では南アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、アジアなどにも生えているそうです。
ブタクサの繁殖力って本当にすごいんですね。
では花粉症の原因となるブタクサの花粉が飛ぶ時期はいつなのでしょうか?
ブタクサの花粉が飛ぶ時期は?
上記でも少し触れていますが、ブタクサの花は8月から10月にかけて咲きます。
つまり・・・花粉は8月から10月に飛ぶんです。
一番ひどいのは9月頃。
先ほどもお話しした通り風媒花ですので、風の強い日などは特に注意が必要です!
ただでさえ、繁殖力の強い植物なのでいろいろな所に咲いているでしょうが、外出の際はなるべく避けるようなルートを取るのがベターです。
外見がブタクサとセイタカアワダチソウはよく似ているので間違えやすいのですが、セイタカアワダチソウは虫媒花です。虫媒花は花に止まった虫が花粉を運んで受粉させるものですので、花粉症の原因にはならないそうです。
見分け方は葉っぱの形、笹のような形がセイタカアワダチソウでギザギザしているのがブタクサです。
ブタクサ以外の秋の花粉症の原因とされている花、ヨモギやカナムグラなども花粉が飛ぶ時期はほぼ同じですので、この時期はしっかり予防したいものですね。
おわりに
こうやってみてみるとブタクサって繁殖力が強い外来種で、まるでエイリアンのようですね。飛散距離が数十メートルというところが唯一の救いでしょうか。
- 生えているところには近づかない
- マスクや帽子などで花粉が身体につかないようにガードする
- 部屋に花粉が入らないようにする
ご自分でできることをしっかりとがんばって備えましょう!
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