双子の妊娠っていつわかるの?双子のタイプで変わるリスクとは?

双子の妊娠について、知人や親戚からよく聞かれる質問に「双子っていつわかったの?一卵性?二卵性?」というのがあります。いつわかったのかと言われれば、産婦人科に足を運んだ時だし、一卵性か二卵性か、どのタイプの双子なのかは膜性診断をすることでわかるんだったよなぁ・・・なんて、おぼろげに思い出しています。

双子の妊娠はいつわかる?と疑問を持っている方は、双子が欲しい!双子を産みたい!または双子は産めない・・・と思っている方々かもしれませんね。どちらにしても、どのタイミングでわかるのか?を知りたいのだと思います。また、双子を授かった方は、一卵性なのか二卵性なのかを知りたいはず。どちらかによって、性別の組み合わせも変わりますし、見た目がそっくりかそうでないかも関わってきますもんね。

ということで、今回は双子の妊娠はいつわかるのか?一卵性か二卵性かわかるのはいつか?について書いてみようと思います。

双子を妊娠しているとわかるのはいつか?

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通常、妊娠が判明する理由は

  1. 生理が遅れている
  2. 検査薬を使用して陽性だった

だと思います。双子の場合だからといって、特別異変が起きて「双子を妊娠してる!!」と判るわけではありません。産婦人科へ行き、エコー検査で胎嚢や心音の数から双子と判明します。私自身は、生理が遅れているのと着床出血らしきものがあったため、検査薬を使用し、陽性と判定が出たその日に産婦人科へ行きました。既に妊娠5週目(2ヶ月)で胎嚢が2つ確認され、二卵性の双子ということを知らされました。

医師:「おめでとうございます、御懐妊ですね!」

私:「ありがとうございます〜」

医師:「ここに一人と、もう一人ここにいますね〜!双子ですよ!」

私:「えぇっ!!!???」

本当に、驚きでした。

通常、8週目頃までには双子かどうかが判明するそうです。平均的には5〜6週目でわかる方が多いそうです。しかし、双子が一卵性か二卵性かで判断が変わります。一卵性の場合、胎嚢が一つなので心音が2つ確認できる6〜7週目あたりまでわからないそうです。中には条件が重なって3〜4ヶ月経った頃にわかった!なんて方もいます。二卵性は、胎嚢が2つ別れて見えていれば分かりやすく双子と判明します。

なので、

  • 一卵性の場合6〜7週目ころから
  • 二卵性の場合5〜6週目ころから
  • 遅くても平均で8週目までに

といった感じです。

膜性診断で双子のタイプがわかる!

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膜性診断をすることで一卵性か二卵性かわかります。全部で4タイプある双子妊娠ですが、タイプ別によってリスクの度合いが大きく異なります。「膜性の種類を特定することで双子(多胎)妊娠のリスク管理をする」、そのために膜性診断をするのです。

双子に限らず、多胎妊娠ではなく性診断を早めに受けることがその後の妊娠経過の鍵となるそうです。双子のタイプによってリスクの高さが異なるので、必ず膜性診断を受け、適切な管理のもとマタニティライフを送りましょう。

膜性の区別の仕方は?いつまでに受ければいい?

双子・三つ子のタイプは誕生後は卵生(一卵性や二卵性)で、お腹にいるときは「毧毛膜性(膜性)」で区別されます。 膜性は卵膜の一部のことです。赤ちゃんのいるお部屋の壁ようなものだそうですね。

  • この壁が2つなら「二毧毛膜性」・・・二卵性
  • この壁が1つなら「一毧毛膜性」・・・一卵性
と呼びます。
二卵性(二毧毛膜性)ならば性別も血液型も異なる可能性があります。わかりやすく言うと、「兄弟がたまたま同じタイミングでママのお腹の中にいる」といったところです。一卵性(一毧毛膜性)性別も血液型も一緒で、見た目も似ていることが多いです。男女の双子の場合は二卵性しかありえないということですね。

一毧毛膜性には胎盤が一つできます。 双子であれば・・・二毧毛膜性なら2人で2つの胎盤があり(融合して一つに見えることが多い)一毧毛膜性なら2人で1つの胎盤を共有することになります。一毧毛膜性の中でも、2人が1つの羊膜に包まれているケースをこれを一毧毛膜一羊膜といい、1人1つの羊膜に包まれているケースを一毧毛膜二羊膜といいます。
この胎盤を共有してる一毧毛膜一羊膜の場合に、妊娠中に生じるリスクが高くなる可能性が有るそうです。12周を過ぎると膜性が確認しにくくなるそうなので、早い段階で知っておくことが重要です。このことからも、診断は妊娠初期(12週頃)までに膜性診断を受けましょう。
もし確認が取れなっかた場合でも、もしかしたら上記のような一毧毛膜性かもしれない・・・ということを念頭に入れてそれ相応の管理をしていくことになるそうです。

リスクの度合いと種類とは

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先にも述べましたが、膜性診断する理由はリスクの管理にあります。つまり、どのタイプかによってリスクの度合いが異なるということですよね。

<リスクの度合い>

  • 一毧毛膜一羊膜・・・赤ちゃんたちが一つの胎盤を共有し、一つの羊膜内にいるので厳重な管理が必要
  • 一毧毛膜二羊膜・・・赤ちゃんは別々の羊膜ですが、1つの胎盤を共有。リスクが心配なので入念な管理が必要。
  • 二毧毛膜二羊膜・・・胎盤は2つあり、赤ちゃんそれぞれが持っているので、栄養や酸素の供給は安定してる。比較的リスクは少ない。
  • 融合胎盤・・・胎盤は2つあるものの、妊娠が進んでくると2つがくっついて発育し、見かけ上1つの胎盤に見える。

<リスクの種類>

赤ちゃんのリスク

双子や多胎の場合、早産になりやすい傾向にあります。それは母体にもかなりの負担がかかるので、致し方ない部分でもあるそうです。10ヶ月まで持たずに出産することがほとんどで、私も37週目に入ってから予定帝王切開で出産しました。正産期まで持たない場合も多く、低体重で生まれてくることや、体の機能がまだ出来上がっていないため、発達になんらかの障害を持ってしまうこともあるそうです。

また、お腹にいる間も「双胎間輸血症候群」に陥る可能性もあります。これは一絨毛膜の場合に起こるものです。胎盤の中で双子間で血液が行き来することで、それぞれの血液の供給バランスが崩れてしまうことがあるそうです。

一方の胎児から、もう一方へ胎盤を通して血液が流れることがあり、血液が流れ込んでくる側の子は多血症になりうっ血性心不全・浮腫・羊水方を引き起こすことがあるそうです。また。供給する側の胎児は、循環する血液量が少なくなるため羊水が減って、発育不全を起こしてしまうそうです。

上記の一絨毛膜の説明に「厳重な管理」や「入念な管理」という言葉が出てくる理由がわかりますね。リスクはもちろん赤ちゃんだけではありません。ママにもリスクがあります。ママのリスクが赤ちゃんへと直結することもありますから、合わせて確認しておきたいですね。

ママのリスク

つわり

私自身は、思っていたよりも辛い印象がなかった「つわり」ですが、周りの双子ママさんから聞いた話では、「つわりが酷かった」という意見がちらほら。実は、多胎妊娠=つわりが酷いということではないそうです。どちらかといえば、精神的な不安やストレスなどからくるものが大きいらしく、思わぬ多胎妊娠に知らず知らずのうちに、ストレスを感じていることが多いようですね。私もそうでしたが、不安やストレスはなるべく吐き出してしまって、気持ちを楽にしましょう!

流産や早産

早産は、妊娠22週から37週未満で出産になることを言います。データ上、多胎妊娠の場合に流産や早産のリスクが高くなる傾向にあるそうです。流産の主な原因は、胎児になんらかの異常があった場合だそうですが、それが多胎妊娠かどうか?というところははっきりしていないそうです。

双子や多胎の場合、1人のママのお腹に2人、3人と赤ちゃんがいるので、早い段階から子宮の中が窮屈になるそうです。 お腹の張りも頻繁になります。 お腹が張りやすいぶん、早産が多いのは仕方がないことだそうです。

貧血

妊娠中は、胎児に血液をしっかり送らなければならないため、ママは貧血になりやすいのですが、双子や多胎の場合はその対象の胎児が多いので、より一層貧血に陥りやすそうです。ただ、生理的な貧血なので、出産までの間に治療改善されれば問題は特にないそうです。

妊娠高血圧症候群

俗に言う「妊娠中毒」のことです。 ママの体に負担がかかることで、高血圧になるそうですが、はっきりとした原因は未だにわかっていないとか。ただ、これも多胎妊娠の場合になりやすいのは、体にかかる負担がより大きいからということが言えるそうです。
感染症

双子や多胎妊娠で一番気を使い、避けたいのは「早産になること」。 細菌による感染症にかかってしまうと、この早産のリスクが高まってしまうため、とても注意が必要なのです。早産になりそうな傾向が見られた場合、検査を行いしかるべき処置が取られます。

最後に

双子の妊娠は、母子ともにハイリスクだということが改めてわかりました。双子かどうかは早ければ5周目から、遅くても8周目までにはわかります。双子ということがわかれば、適切なリスク管理を行うためにも、膜性診断は12周目までに行いましょう。

リスクはあっても、適切な管理のもとであれば心配しすぎることはないと思います。食事やストレスに気を使い、安静を言い渡されれば静かに過ごすようにしましょう。無理することが一番良くないと思います。妊婦さんは一番甘えていいんです。

出産したら怒涛の日々が待っています。すでに双子を授かっている方であれば、穏やかに毎日を過ごされますことをお祈りしています。

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