赤ちゃんに適した湿度は?冬の乾燥から我が子を守りたい!
暑かった夏を終え、秋も深まってくる頃。過ごしやすくなるのとともに、乾燥が気にになる季節の到来ですね。最近ではドライノーズというのも流行っているそうです。また、赤ちゃんのいるご家庭では、お肌の乾燥に悩まされていることも多いのではないでしょうか?
冬場の乾燥した時期にどれくらいの湿度にすればいいのか?
赤ちゃんにとって最適な湿度はどれくらいか?
こういうことって、意外と知らなかったりしますよね。実は私、リアルタイムでこれに悩んでいるところだったのです。
我が家の双子くんたちは、肌が乾燥してくると痒くて引っ掻いてしまいます。手加減を知らないものですから、すぐに赤くなってしまい、痛々しいことに。
お風呂上りやオムツ替えの際に、こまめに保湿をしてあげても、なかなか部屋の中の乾燥は強敵です。
これから冬を迎えると、さらに乾燥が強くなりますから、肌の乾燥に加え、空気の乾燥によりウイルスが活発になってくることも懸念されますよね。
そこで、今回は赤ちゃんに最適な湿度はどれくらいなのかについて調べてみました!
湿度が低いとどんな問題があるかを挙げて、その理由から最適な湿度について考えてみます。また、赤ちゃんに最適な湿度にするための方法についても書いてみたので参考にしてみてくださいね。
まずは湿度が低いと赤ちゃんにどのような影響があるかを考えてみましょう。
目次
冬場は湿度が低い!赤ちゃんが辛いのはなぜ?
外気の乾燥も勿論のことですが、お部屋の中の湿度が低くなると、まだ体が十分に発達していない赤ちゃんには辛いことあります。
なかでも、
- 乾燥肌による湿疹
- ウイルス性の風邪
- インフルエンザ
は冬場になると大人でも気をつけることですよね。
赤ちゃんがいるご家庭では乾燥肌のお手入れを入念にしたり、風邪やインフルエンザにかからないように対策を考えていることだとお思います。
赤ちゃんの肌は1歳を過ぎる頃まで強くなく乾燥による湿疹が出ることも多いです。乾燥する季節が続くうちは症状がなかなか治らないそうで、湿度の高い夏にかけて症状は緩和され、乾燥の強い冬に悪化します。
基本的に皮脂の分泌の多い箇所は湿疹が出ることは少ないのですが、二の腕や太もも、お腹や背中、頬など大人も乾燥を感じるところは赤ちゃんにとっても要注意ゾーンです。2歳近くなっても、誕生日が冬場であれば乾燥性の湿疹をぶり返す子もいます。
まさに、我が子たちがこれに該当します。
皮膚の乾燥は湿度60%以下になったら注意!
一般に、肌の乾燥は湿度が60%以下になると起こると言われています。
2013年の年間の湿度の記録には11月から4月までの6ヶ月間は湿度60%を切っています。この6ヶ月間は最低湿度が15%を切ることもあります。
肌は60%を切ると乾燥が起こるわけですから、単純に考えると半年間は湿度に気をつけないといけないことになります。
また、春先も冬に引き続き空気が乾燥しているので油断は大敵ですね。
インフルエンザやウイルス性の風邪は湿度が高いと生存率が下がる?
インフルエンザウイルスなどのウイルスは、温度が21℃〜24℃、湿度が50%になると生存率が3%〜5%になると言われています。
この実験結果から、温度と湿度が高い環境ではウイルスの生存率が下がるとされ、湿度が50%〜60%で生存率が低くなるという結果が出ています。
皮膚の乾燥も防ぎ、インフルエンザや風邪にかかりにくくするためには、湿度をどれくらいに保つ必要があるのでしょうか?
上記のことを総合してみると、赤ちゃんにとって部屋の中の湿度は60%を目安に保つと良い言えますね。
赤ちゃんは大人に比べると体温が高いので、冬場でも室温や湿度をあげすぎると汗を大量にかいてしまいます。 そうすると乾燥はしませんが熱中症を引き起こしたり、あせもができてしまいます。
夏場と冬場で室温と湿度をうまく調整する必要がありますね。
では、どのように最適な湿度にすればよいのでしょうか?
赤ちゃんに最適な湿度にはどうしたらいい?
まず、部屋の中の湿度を知る必要があります。
湿度計が自宅にない場合に、簡単に乾燥しているかどうかを調べる方法があります。コップやマグカップなどに氷水を入れましょう。1〜2分放置しても水滴がつかないようであれば空気が乾燥している証拠です。
もし、家に湿度計を準備していたり、準備する予定があるのだとすればこめめにチェックします。
簡単な加湿の方法といえば、洗濯物を家の中に干したりお風呂場のお湯をはって蓋を開けておくという方法もあります。洗濯物は干す場所によっては問題ありませんが、干した洗濯物に手が届き物干しを倒してしまったりする可能性もあります・・・というか、我が家はこれでよく倒してしまいます。気をつけなくてはなりません。
そして、お風呂の蓋開けっ放し作戦はNGです!!
子供が浴槽に落ちる事故はとても多いです。中にお湯や水を貯めておいたら、万が一落下した際にどういったことになるか想像がつきますよね?これはダメです。
では、どうやって加湿しますか?
赤ちゃんに最適な湿度は上記で述べた通り60%が目安です
この湿度にするために、冬場は加湿器の出番になるでしょう。
まだ新生児のように動けない状態なら構いませんが、つかまり立ちや、ハイハイ、歩けるようになると加湿器で怪我をしたりしないように注意する必要はあります。
超音波式の加湿器はその点が改善され、スチームが高温にならないので火傷の心配はないそうです。すぐにミストも出ますし、音も静かです。しかし、こまめに手入れをしないと細菌が繁殖してしまい加湿する際に一緒に撒き散らしてしまいます。
こまめな手入れと、次亜塩素酸水を入れる事で水の除菌ができます。細菌やウイルスに対する除菌効果があるので、空間の除菌消臭もできるそうですよ。
置く場所によって、選び方は様々ですが、この2つの良いとこ取りをしたハイブリッドタイプの加湿器も発売されています。
ハイブリッド式はスチーム式の良いところと超音波式の良いところを合わせたものです。
- 立ち上がりが早い
- 短時間に大量の水蒸気を発生させられる
- 加熱してからミストを飛ばすので衛生的
- 電気代がスチーム式の半分
1つ難点なのは、置く場所と加湿の設定によって設置場所周辺を濡らしてしまうことがあります。また、次亜塩素酸水が使用できないという点もあります。しかし、これに代わる除菌効果のある物もあるので安心です。
加湿器の種類によっては湿度の設定ができるものがありますので、湿度計と別々に購入するのも良いですが、湿度計つきで設定ができるものを選ぶのもオススメですよ。
最後に
調べてみて、赤ちゃんの乾燥肌のサイクル、インフルエンザなどのウイルスが湿度に弱いことを知りました。湿度は60%を目安にするのが良いと思われます。
この記事を書くにあたって、赤ちゃんという切り口で書き出しましたが、湿度に関しては大人にも言えることでもありますよね。赤ちゃんは自分で調節ができないので、最適な湿度に大人が調節してあげる必要があるということを改めて実感しました。
今回記事を書くことで、調べたことを活かして加湿器を購入することに決めました。
我が家ではハイブリッドの加湿器を選ぶことにしました。湿度の設定ができるタイプなので60%に設定して使用できればと思っています。やはり、デメリットは少ない方が良いですし、なにより子供への快適さや安全性を重視した結果ですね。
これで息子たちのお肌の乾燥が緩和されるといいなぁ・・・ついでに私の乾燥肌も緩和してほしいものです(笑)
追記:最近はドライノーズというのが流行っているそうで、鼻の中が乾燥することで風邪をひきやすくなっているそう。乾燥対策には、やはり加湿器が良いそうなので、家の中の湿度や加湿器で風邪の予防を行ってみるといいと思います。
この記事へのコメントはありません。