双子の育児を乗りきるコツは?その極意を語る!

双子育児を頑張っているママへ。また、これから双子育児をするママたちへ。

『一人でも大変なのに、双子は大変よねぇ・・・』このように声をかけられること、とっても多いです。双子ママあるあるかもしれませんね。確かに、双子の育児は大変かもしれません。ネットで調べたり、知り合いに双子ママがいたりすると、いろいろな情報で不安になる方も多いはず。

私自身は初産で双子を出産しました。帝王切開手術の末、無事に双子の男児を我が家に迎えるに至りましたが、双子の妊娠がわかった時は嬉しいよりも、正直、不安な気持ちが大きかったです。

それはなぜか?

”双子”と聞いただけで、単純に私が育てられるのかな・・・という不安があったからです。いざ、子育てが始まってしまうと、不安がっている暇などないのですが、未体験の連続に「双子育児のコツはないの?!」と初めの頃は思っていました。

そこで、僭越ながら、もう直ぐ2歳になる双子のママとして、この2年間で感じた双子の育児のコツについてお話ししたいと思います。

まだまだ双子ママ歴は浅いのですが、「双子は2歳過ぎたら楽になるからね!」と双子の先輩ママさんから声をかけていただくことが多いので、2歳という節目を迎えようとしているいまだからこそ、この気持ちを書き残そうと思います。

双子の育児を始めたばかりで悩まれている方、双子をこれから出産するかたの気持ちが、少しでも楽になれば幸いです。

双子育児のコツは無理しないこと?!

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双子の育児の最大のコツ。それはママが他人と自分の育児を比較して無理をしないことです。

それは例えば、同じ様なタイミングで生まれた一人っ子のママと自分を比較したりしないことです。産前から地域のコミュニティでプレママの集いなどで仲良くなったり、知り合ったりすることもあるでしょう。ですが、出産前の状態から、双子のママは一人の子を出産するママとは違うのです。

例えば・・・

  • 双子に安定期はない
  • 双子のママはマタニティーヨガなどの運動はできない
  • 双子のママは管理入院のリスクも大きい
  • 順調に育っていても出産は帝王切開と告知される

自分の体にも、双子の成長にもリスクを抱えながら出産までを過ごします。もちろん、一人の子供を産むのもリスクはありますが、双子の妊娠は異常妊娠と言われる種類のもので、通常の妊娠よりもリスクが高いのです。

産前から、このように”リスクが高い”と言われ、不安に思う日々を過ごしてきたママも多いでしょう。

出産後の育児も、楽だとは言いません。私は初産で双子だったので基準がないまま双子育児に突入したため、思っている以上に大変だとは今の所感じていませんが、それはひとそれぞれです。

ママの状態や、子供たちの性格にもよりますからね。

ちなみに、私は以下のことを自分に言い聞かせることで無理をしないようにしています。これが私の”双子育児のコツ”というところでしょうか。

  1. 頑張りすぎない
  2. 周りのひとの言葉を気にしすぎない
  3. 成長が緩やかでも不安がらない
  4. 毎日無事に過ごさせることに重点を置く
  5. 母乳にこだわらない
  6. 授乳は自分のやりやすい方法で
  7. 児童館へ連れて行けなくてもいい
  8. ”離乳食はまとめて食べさせる
  9. ”つかみ食べを(ママが)無理してさせない
  10. ”離乳食や食事は冷凍を使いこなす
  11. ”家事は手抜きがモットー
  12. ”大人の食事も手抜いて構わない
  13. ”ネットスーパーをフル活用

私の中で大きく3つに分類されています。

  • 母乳・授乳問題
  • 離乳食・食事問題
  • 買い物・お出かけ問題

これらの他に、精神的なところで、ママ友からの情報に、自分のうちの子は成長が遅いと感じたり、母乳育児の素晴らしさを語る人の意見に傷ついたりしています。ですが、相手が双子なのだから、双子を育てたことがない人の意見は話半分に!!位に思っていた方が気持ちが楽です。

「双子は大変」「私なら双子は無理だなぁ」なんてことを言われるのは日常茶飯事なので、気にしないのが一番です。

それでは大きな3つのうちの1つ目「母乳・授乳問題」について書いていきましょう。

母乳にこだわりすぎない!図解でわかる同時授乳のコツ?!

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まだ小さな頃、双子を連れていると必ず言われたのが「母乳?ミルク?どちらで育てているの?」です。

「さすがに母乳二人分は出せなかったのでミルクと混合です〜」((心の声:出したくたって出せないママもいるんじゃ!貴方に何の関係があるというのか!!!))

そして、同時期に出産したママ友は「やっぱり母乳あげてると愛情が伝わる気がするよ〜♡」

「そうだよね〜母乳で育てられるなんて羨ましいなぁ〜」((心の声:だまらっしゃい!双子に授乳したことないやろが!!))

この心無い言葉に、どれだけ傷ついたことか。

母乳が正義みたいな風潮に、出したくても出せずに涙しているママたちがどれだけいることか!これは双子に限った話ではないですけどね。ですが、少なくとも二人抱えての母乳、ミルクの同時授乳をさせる大変さや、同時授乳をしないがために削られる睡眠時間について考えて発言して欲しいものです。

授乳がいかに大変か。腱鞘炎になること間違い無しなので、できる限り手のひらで支えないように気をつけてほしいものです。ということで、同時授乳のコツを少しお話ししておきたいと思います。

まず、母乳を同時授乳するときは、授乳クッションが必須です。私はラグビー抱きなる授乳方法がベストでした。下手くそながら絵を描いてみたのご覧ください。

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他にも、横に二人抱く方法、首がすわったら縦抱きにするなどの方法もあります。

私も首がすわってからは縦抱きをしていましたが、離乳食を始めた生後5ヶ月頃からは母乳を飲ませるタイミングを見失ってしまったので、それ以降はミルクと離乳食でした。

ちなみに、自分でミルクを持って飲めるようになるまでは、私は以下のような授乳スタイルでした。

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皆さんのお話を聞くと、「タオルで固定して寝かせて飲ませていた」「哺乳瓶を固定する用のクッションを使用していた」というやり方が多いようですね。

私は目を離した隙に哺乳瓶が外れてしまうのを防ぎたかったのと、授乳中はそばにいてあげたかったのと、母乳をあげられなくなってしまったので少しでも子供たちに触れていたかったのが理由で、上の下手な絵のように、アヒル座りをして、膝のところに双子たちの頭を乗せて固定して哺乳瓶を持って飲ませていました。

このやり方は関節の柔らかさも関係すると思うので無理しないほうがいいです。

続いては双子の「離乳食・食事問題」ですね!

離乳食や食事は冷凍を駆使!食べさせ方も双子ならでは!

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冷凍食品を使え!というのではなくて、まとめて作って冷凍をしておくということです。

離乳食期はごはん(おかゆ)と出汁、野菜、野菜スープなどをまとめてつくり、小分けのパックに詰めて冷凍していました。その都度作ってあげたい気持ちは山々ですが、そんな時間はありません。

食事以外にも、やることはありますからね。

そこで、野菜やごはんなどはまとめて作って冷凍しておきます。食べるちょっと前にレンジでチンして解凍するのと、すぐに作れるものなどはその都度作ります。

離乳食の頃は量もたくさん食べられませんし、3〜5日分なら冷凍ストック可能です。これが次第に幼児食に変わっていくと、冷凍も少なくて済みますが、それでも手間を省いてパパッと準備をするなら冷凍も駆使していくのがオススメですね。

そして、食べさせ方。一人一人に盛り付けて、小洒落た感じに食べさせたい。

そんな夢は捨て去りましょう。

食べるようなどを記録したい時期は別々の器に盛り付けて食べさせますが、その時期が過ぎたら同じ器に二人分盛り付けて、同じスプーンで食べさせます。

というのも、一人食べさせて、次のを別のスプーンですくって・・・とやっていると、双子がしびれを切らしてしまうからです。まどろっこしいし、慌てるとこぼすし、子供の期限は悪くなるしで良いことありません。

「虫歯とかうつったらどうするの?!」

と思うかもしれませんが、そんなこと言ったら別々の部屋で隔離して育てなければいけなくなります。小さいうちはなんでもかんだり舐めたりしますし、よだれたらしたい放題ですからね。

そこは、虫歯予防に歯磨きをちゃんとしてあげる方が賢明だと思います。さすがに歯ブラシは別々のものを使いますけどね。

最後は「お出かけ・買い物問題」です。

使えるものはなんでも使え!ネットショッピング!

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双子を連れた外出も楽なものではありません。買い物も一苦労ですからね。なので、児童館へ毎日のようにママ友が入っている話を聞いても、不安がったり焦ったりしなくていいと思います。行った先で、やはり大変な思いをするのはママ本人ですから。

さて、双子を出産してからは、自力で買い物に出かけるのは至難の技です。新生児の頃は2時間おきに授乳のタイミングがきますし、二人同じタイミングならいいですがズレたりすれば2時間の間隔はもっと狭くなります。少し成長してきても、

  • 授乳のタイミング
  • オムツの交換
  • 双子を連れて出かける大変さ
  • 自分の寝不足

などで、なかなか日々の食料の買い出しすらままならないものです。最初の頃、私は1週間分の食料のまとめ買いを夫が休みの日に行っていました。で私一人で買い出しに行き、子供達を見ていてもらう作戦でした。

ですが、普段子供を見慣れていない夫に双子を託していくことが不安でしたし、一人で一週間分の食料や生活品を運ぶのはかなりの労力でした。おまけに土日はスーパーも混んでいる・・・。

そこで、ネットスーパーを活用する方向に切り替えました。

  • 自分で選べないのが嫌
  • 商品は目で見て選んで購入したい
  • なんかめんどくさそう

と思って、なかなか手を出さずにいましたが、背に腹は変えられないと思い、住んでいる地域で利用できるネットスーパーに登録をしました。ちなみに、ざっと挙げてみると以下のようなネットスーパーがあります。

店名配送料配送料無料

金額例

対応エリア
イトーヨーカドー315円7000円以上北海道・青森県・岩手県・宮城県・福島県・茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・東京都・千葉県・神奈川県・新潟県・山梨県・長野県・静岡県・愛知県・奈良県・京都府・大阪府・兵庫県・岡山県・広島県 *一部地域除く
イオン3245000円以上日本全国(北海道・福井県・徳島県を除く)
西友5255000円以上東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県 *一部地域を除く
楽天マート315円5000円以上東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県 *一部地域を除く
ダイエー315円

買い物代行手数料105円

配送料無料のキャンペーンを随時開催東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県 *一部地域を除く

イトーヨーカドーやイオンは全国展開しているので、登録だけでもしておくといいかもしれませんね。ちなみに、私はイオンとダイエーに登録していて、使い分けをしていました。最近追加したのは生協の宅配サービス「コープデリ」です。

個人的なイメージで、スーパーよりも割高で会員費も取られて高いイメージがあったのですが、子育てママに優しい内容だったのと、思いがけず品数も豊富ですし、お買い得商品も沢山あるので重宝しています。

品質面でも、個人的にはネットスーパーよりも安心できますし、価格の変動が大きい野菜なんかも契約農家があるので価格が大きく上がることはありません。スーパーで野菜の価格が高騰している時期に随分お世話になりました。

ネットスーパーと違い、当日や翌日に配送をしてもらえるのではなく、1週間前くらいに次の週の買うものを発注するシステムなので、ちょっと慣れるまでは不便ですが、配送料が無料だったりするのでオススメですね。

ちなみに、宅配系のサービスは以下のようなものがあります。

サービス名手数料例入会金・年会費特典
らでぃっしゅぼーや定期便(セット商品):無料

個別注文品:210円
※専用車配送地域外は630円(定期便の場合)

入会金:0円

年会費:1,050円

  • お試し期間8週間 配送料無料
  • 初回購入900円~または初回割引(40%~50%)
おいしっくす基本送料400円、冷凍手数料500円、クール代100円
※おいしっくすくらぶのお客様には割引や無料などのサービスあり
無料入会金・年会費が無料
生活クラブ0円 ただし、1回の申込み(1週間分)に8点以上を申し込むことが条件出資金:1000円

積立金:毎月1,000円*(脱退時に全額返還)
*地域により異なる。

年会費:無料

(資料請求者)プレゼントキャンペーン
パルシステムカタログ代込みの送料)地域により188~210円

3人分の商品を1ヵ所へお届けだと無料

2人分だと半額

出資金:1000~2000円(地域により異なる)

年会費:無料

ウェルカムベビー制度で赤ちゃんのいる家庭は送料無料(無料期間は生協により異なる)
コープデリ基本手数料80円

配送手数料100円

1回の配達で利用金額が9000円以上の場合は手数料無料

2人で利用すると一人当たり80円

グループで利用すると0円

出資金:いばらきコープ・コープみらいは500円

他の生協は1000円

  • 妊娠中から1歳未満の赤ちゃんが入る過程は赤ちゃん割引で基本手数料、配送手数料無料
  • 1歳から小学校に上がるまでの子供がいるかては子育て割引で基本手数料無料、コープみらい(東京・千葉・埼玉)は配送料も無料

その他

  • シルバー割
  • ふれあい割
  • 自然災害割引あり

といった感じです。私が利用しているコープデリは首都圏に展開しているようですが、こういったサービスは利用できる地域などは異なりますので、お住まいの地域で検索してみると良いと思います。

食品以外にも、ベビー用品なども購入できるのでアレコレ色々なところで購入するのは面倒という方は、以下所でまとめてしまうのも手ですね。

この他に私がよく利用しているのが

  • 楽手市場
  • Amazon

の2つです。

  • Amazonはおむつなど、ものによっては定期購入で割安で購入できる
  • 楽天はポイントが貯まる上に、赤ちゃん本舗や西松屋が出店しているのでベビー用品の品揃えは抜群

です。まとめ買い必至のおむつや、おしりふき、粉ミルクなどは店舗に買いに行かなくても良いので便利です。

また、児童館へ連れて行くことや、お散歩に連れて行くことも無理はオススメしません。私は腰痛持ちなこともあいまって、なかなか外出させてあげられませんが、単純に双子を連れ出すのは大変というのもあります。

  • ベビーカーが通れる道がない
  • 車通りが激しくてベビーカーが危ない
  • 歩いてお散歩に行こうにも、手をつなぎたがらない
  • 二人とも真逆(別々の方向に)に散っていく

1対2の攻防は、なかなか骨が折れるものです。家のなかでさえも、別の部屋で遊んだりするので気が気じゃありません。一人にかまけていると、もう一人が転んで本棚とベッドの隙間に落ちたりとかします。

気がつくとテーブルの上に仁王立ちしていたり、気がつくと洗濯機のなかにおもちゃが次々と投げ込まれていたり。ゴミ箱のふたを開けてみたり、本を全て出してみたり。

毎日追いかけ回しているだけで日が暮れます。ですので、私と双子の安全・安心のためにも人手がないときは無理な外出はしません。慣れたスーパーやショッピングモールには出かけますが、児童館は連れて行きませんし、公園で野ばなしなんてもってのほかです。

できる範囲、やれる範囲で無理しない、これが双子育児のコツであり極意だと思います。

最後に

双子育児は、育児書なんて捨ててしまえ!というママが多数です。環境が違えばできることは変わってくるし、ママの体調だって万全じゃなければ、やりたいようにできないことだってあります。

だから、ママは無理しちゃダメなんです。双子の育児は簡単じゃやありません。一度に育って良いわね!なんて言われますが、それは双子を育てたことがないから言えるのです。

そういう周りの言葉はできる限りスルーしましょう。

そうでなければ、双子の育児は務まりません。元気な子もいれば、体の弱い子もいる。双子の数だけ、双子ママのやり方があっていいと思うし、先輩ママのコツや話を聞いて、そのママならではのコツを生み出して行くんだと思います。

これから双子を育てる方、今育児真っ最中の方。双子は確かにやることが多くて一筋縄ではいかにかもしれませんが、その分幸せを感じるときは2倍以上だと思います。

この先も、たくさんの壁にぶつかるかもしれませんが、頑張りすぎない程度意に、頑張りましょうね!

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