今年の恵方巻きの方角は?2017年はあっち向いてパクっ!

今年の節分は恵方巻きを食べよう!ということで、方角を確認しているあなた。

調べてみると、

  • 恵方の方角の決め方
  • 恵方巻きを食べる風習の始まり
  • 全国に広まった理由(広島のセブンイレブン説)

って、情報は目に入ってくるんですが、以外と詳しく書かれていないんですよね。

せっかくなら、食べるだけでなく文化についても調べておきたいところ・・・

全国に広まったのは広島のセブンイレブンらしい・・・とはいうものの、広島のどこかまではわからないんですよね!

気になって仕方なかったので、がっつり調べてみました。見つけてやりましたよ〜♪

ということで、恵方巻きについて発祥や普及に焦点を当ててご紹介していこうとおもいます〜。

今年の恵方の方角は?どうやって決まってるの?

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2017年の恵方の方角は、北北西。コンパスを用意して北北西を向く準備を!!

ところで、この恵方・・・どのように決めているのかご存知ですか?

恵方というのは別名、明きの方、吉方、兄方、得方という呼び方もします。

陰陽道で歳徳神(としとくじん)のいる方角の事を指しており、その年干支によって決定されます。

甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸

によって決まるんですね。

いわゆる十二支十干の十干(じっかん)のことです。それをれを以下のように組合わせて

  • 甲・己の年→寅卯の間・甲の方位(東北東)
  • 乙・庚の年→申酉の間・庚の方位(西南西)
  • 丙・辛の年→巳午の間・丙の方位(南南東)
  • 丁・壬の年→亥子の間・壬の方位(北北西)
  • 戊・癸の年→巳午の間・丙の方位(南南東)

というように方角が決められています。

誰が?というよりは、このサイクルで毎年恵方の方角は決められているんですね。

5つのサイクルなので、5年に1度のサイクルで恵方の方角はローテーションされています。2017年から2027年を見てみると・・・

2017年平成29年2月3日丁酉北北西
2018年平成30年2月3日戊戌南南東
2019年平成31年2月3日己亥東北東
2020年平成32年2月3日庚子西南西
2021年平成33年2月3日辛丑南南東
2022年平成34年2月3日壬寅北北西
2023年平成35年2月3日癸卯南南東
2024年平成36年2月3日甲辰東北東
2025年平成37年2月2日乙巳西南西
2026年平成38年2月3日丙午南南東
2027年平成39年2月3日丁未北北西

5年サイクル!!むしろこれを覚えたら毎年「今年はどっちの方角?」と調べなくても良さそうです・・・覚えられる気もしませんが(笑)

このように、あらかじめその年干支によって決められている恵方。

恵方は決められているのはわかりましたが、恵方巻きの由来や発祥についてはいろいろな情報が見受けられます。

大阪発祥らしい・・・

広島県のコンビニ発祥らしい・・・

でも実は諸説あったりするんです。

コンビニに関しては、広島のどこのコンビニか?は、なかなか知られていませんよね。

ということで、この点にフォーカスして調べてみました!

恵方巻きの由来や発祥を知りたい!!

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恵方巻きの文化に関しては、関西の風習でそれが全国に広がった・・・というところは有名な話かもしれませんね。でも、どこからどうやって広まったか詳しく書かれているところはあまりないですよね。

実は、この「恵方巻き発祥説」も関西説だけではないんです。

複数あるうちの幾つかをご紹介すると

  1. 愛知県
  2. 大阪の花街
  3. 栃木県の磐裂根神社

が挙げられます。いずれも、起源ははっきりしていないんだそうですが・・・

ポプラディア情報館 年中行事:「もともとは愛知県又は大阪府の風習といわれ」

現代用語の基礎知識2007:「愛知県発祥説と大阪発祥説がある(花街の余興という説もあり)。」

12か月のきまりごと歳時記:「大阪の寿司屋が客寄せとして考えたアイディアをきっかけに」

大辞林 第3版 松村 明/編:「江戸末期の大坂船場に始まり、一度廃れたが1977年以降に復活した」

というような記載があります。

節分に巻きずしを食べる!!その風習自体は江戸末期から大正初めにはすでにあったのですね。

民俗学の研究によれば、おもに、花街で行われていたとされており、お新香(漬物)を芯にしたノリ巻を、切らずにまるごと恵方の方角を向いて食べていたそうです。

お新香は関西を中心に「沢庵漬」を指すもので、関西発祥の風習であれば納得ですね。

大阪では1932年に大阪鮓商組合が配布したチラシに「この流行は古くから花柳界にもてはやされていました」という記述があることも確認されています。

上の情報を合わせて考えてみれば、1932年には少なくとも大阪では恵方巻きを食べる風習がすでにあったとわかりますね〜。

これだけの情報があれば、大阪発祥説が有力なのもうなずけます。

ですが、ここで栃木県の磐裂根神社説の有力な情報が。

同神社では「福巻寿司発祥の地」石碑があるそうなんです。

神社のホームページを確認してみると、江戸時代末期からの風習であり、神社の節分祭では毎年、祈祷に訪れた参列者には「福巻寿司」と呼ばれる太巻きが振る舞われるのだそうですよ!!

神事の後、太さ約5cm、長さ約20cmの太巻きが一人一人に配られます。

太鼓の音が合図。

全員が今年の恵方を向き、太巻きずしをほおばる・・・ちょっと見てみたいですね。

これには、太巻きを鬼の金棒に見立て、

「鬼を退治する」(厄を祓う、厄除け)

という意味がこめて食すのだそうです。太巻きを切らずに食べるのは「縁を切らない」「福を巻く」の意味があるんですね。

厄除けと・招福の願いが込められているんだそうですよ!

で、ここで気づいたのは「恵方巻き」と呼ばれていないこと。

恵方巻きっていつから呼ぶようになったのでしょう?

恵方巻きって呼ばれ始めたのは?全国展開への道

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もともとは「節分の巻ずし」「幸運巻ずし」と呼ばれており、恵方巻きという呼び方ではありあませんでした。上の栃木県の福巻寿司も然りですね。

では恵方巻きってどこから来たの?と・・・。

ここで登場するのがセブンイレブン。

1998年に「恵方巻」という呼び名で販売され、それが現在これだけ広まっているんですね。

実は、1989年に広島のセブンイレブンで始まったのが恵方巻き全国展開ヒストリーのプロローグ。

「節分の日にその年の縁起のいい方角(恵方)を向いて無言で太巻き寿司をまるかぶりする」

という風習があることを知った、当時そのお店の担当をしてたオペレーション・フィールド・カウンセラーの方が仕掛け人なんです。

広島のコンビニ。

その情報はネットでもよく見かけますが、それ以上の詳しいところがなかなか出てこない・・・

ですが、色々と調べてみて判明しました!

そして見つけました・・・

発祥のコンビニは広島市の中区、舟入店!!

日経トレンディネットの2009年の記事によれば、当時29歳だった野田氏が仕掛け人となり、彼の担当エリアが拡大するとともに、恵方巻きの販売されるエリアも広がっていったのです。

そして全国展開へ・・・!!(・・・全国大会みたいなノリでに聞こえてしまったらゴメンナサイ)

2009年当時で野田氏はセブンイレブンジャパンの執行役員。

実は、コンビニおせちやおでんも野田氏の功績だそうです。セブンイレブンのおでん好きの私としては、お会いしたことがない野田氏に感謝をしています。

広めてくれてありがとうございますと。

もともとは大阪の風習で、節分になれば恵方を向いて巻きずしを食べるという風習は、まさかの誕生秘話があったんですね。

でも、そのおかげで「節分の日には恵方巻きを食べよう」と、1つの風習としてなじみつつあるので、文化の発祥や定着って面白なぁなんて思わずには入られません。

今年の節分は、ぜひ、セブンイレブンで恵方巻きを購入しようと思います(笑)

今年は恵方巻きをかじってみよう!

実は、毎年恵方巻きは買っているんですが、ぶつ切りにして食べていました(バチあたりな!)

今回これだけ調べてみて、今年恵方巻きを食べなかったら後悔しそうです。

太巻きは顎が痛くなるので苦手ですが、ちょっとトライしてみようかな・・・

無言で恵方を向いて恵方巻きを食す!今年こそはトライしてみます。

近くにセブンイレブンがないのが悔やまれますが・・・ちょっと足を伸ばしてみようかな(笑)

節分についてはこちらも参考にしてみてくださいね。

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